総務省は、SIMロックを原則禁止にすることを報告書にまとめました。
また、「eSIM」の導入も今年の夏に整備するよう求めました。
さらに、携帯会社を乗り換えても携帯会社のEメールアドレスをそのまま使える仕組みを来年の夏までに整備するよう、目標も盛り込みました。
今回の報道で、より業界内の競争を活性化することが狙いのようですが、まだまだ問題は山積みなようです。
今回はこれら報道を受けて、まずは初心者向けにSIMに関して解説をしていきたいと思います。
また、今回の報道の問題点についても少しまとめてみました。
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この記事の目次(クリックでジャンプ)
SIMに関する基本用語解説
SIMロックとは
国内の携帯電話会社で販売しているスマートフォンは、各社で使っている通信規格、周波数(バンド)に対応すべく、SIMカードに合わせて利用制限をしています。
この制限がかかっている状態のことを
「SIMロック」
と言います。
一般的には、契約をした携帯電話会社のSIMカード以外は使用できない仕組みとなっています。
例えば、
ドコモで購入をしたスマートフォンでは、ドコモのSIMカードのみが使える状態となっており、auやSoftBankなど、他社のSIMカードは使用できません。
SIMロック解除とは
先ほどのSIMロックを解除することをそのまま
「SIMロック解除」
と言います。
携帯電話会社の通信制限を無くして、どの会社であっても端末が対応していれば、スマートフォンを利用できる状態にすること。
その手続きが「SIMロック解除」手続きです。
SIMフリースマートフォン
SIMロックを解除したスマートフォンや、あらかじめSIMロックがかかっていないスマートフォンのことを
「SIMフリースマホ」
と言います。
一番わかりやすいのは、Apple Storeで販売されているiPhone。
こちらは、SIMロックがかかっていないので、SIMフリーiPhoneと呼ばれています。
各社がSIMロックをするメリット
SIMロックをしておく最大のメリットは、不正利用を制限すること。
第三者による成りすまし、転売などを抑制する働きがあります。
ただし、これは表向きのメリットで、各社乗り換えを抑制するためのものとも言えます。
ユーザーがSIMロックを解除するメリット
SIMロックを解除することで、端末は現在使用しているもののままでも、携帯会社の乗り換え(通信費)のみが可能になります。
そのため、通信料金を安くすることも可能ですし、自分に適したプランでスマートフォンを利用することが可能になります。
総務省「SIMロック原則禁止へ」の問題点
今回は、「SIMロック」を原則禁止すると謳っているだけで、「周波数(バンド)」に関しては一切触れていません。
端末によっては周波数対応に制限があることなど、いまいち踏み込んだところまで検討されていないように思います。
例えばサムスンのGalaxyなど、周波数の縛りがあるので購入するときは少し厄介です。
個人的には好きな端末なので今後の動きを注視したいところです。
eSIMについて
eSIMについてはこちらにまとめてあります。
また、ワイモバイルの学割受付は5月31日までとなっていますので、まだの方はぜひ検討しましょう。
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