Appleは、11月10日(現地時間)、自社開発のCPU「M1」を搭載した新型「MacBook Air(M1)」、「13インチMacBook Pro(M1)」、「Mac mini」を発表しました。
これまでのMacでは、プロセッサは米Intel製のものでしたが、今回、Apple Siliconに変わったことでどのような変化があるのか、そのあたりが気になるところでしょう。(「Intel入ってない!!」)
また、「MacBook Air(M1)」と「MacBook Pro(M1)」の比較も一緒にみていきましょう。
ホソPです。YouTubeとTwitterもやっています。よろしくどうぞ。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
「M1」とは・・・
簡単にいうと、「M1」チップとは、iPhoneやiPadに搭載されているAシリーズのチップを強化したものです。
CPUとGPUについて現在のiPad Airと比較してみましょう。
CPUとGPU(iPad Airとの比較)
iPad Air
「A14 Bionic」
- 2つの高性能コア+4つの高効率コアの6コアCPUと4コアGPU
- 16コアのニューラルエンジン搭載
- トランジスタ数118億
新型Mac
「M1」
- 4つの高性能コア+4つの高効率コアの8コアCPUと8コアGPU(ただし、MacBook Airの256GBモデルがGPU7コア)
- 16コアのニューラルエンジン搭載
- トランジスタ数160億
新型Macに関しては、CPUとGPUのオプションが細かく無いため、メモリ、ストレージのみを選択する仕様。
iPhoneのようにモデルを選ぶ形になります。
「MacBook Air(M1) 」と「13インチMac Book Pro(M1)」の違い
主な仕様
|
MacBook Air(M1) |
MacBook Pro(M1) |
チップ |
Apple M1チップ |
|
CPU |
8コア(4つの高性能コア+4つの高効率コア) |
|
GPU |
最大8コア |
8コア |
Neural Engine |
16コア |
|
メモリ |
8GB/16GB |
|
ストレージ |
256GB SSD 512GB SSD 1TB SSD 2TB SSD |
|
ディスプレイ |
ISPテクノロジー搭載13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ Retinaディスプレイ 2,560×1,600ピクセル 広色域(P3) True Toneテクノロジー |
|
輝度 |
400ニト |
500ニト |
ポート |
2つのThunderbolt/USB 4ポート |
|
ファン |
ファンレス |
1基 |
Wi-Fi6 |
○ |
|
Touch ID |
○ |
それほど大きな違いはありませんが、GPUのコア数がAirの方は7と8で選べます。
また、ファンの有無。
動画編集などバリバリ動かしたい場合は、「MacBook Pro(M1)」が良さそうですね。
Proに関してはファンが搭載されるということで、それだけパワーも大きく、パフォーマンスがよいのではないかと予想がつきます。
サイズと重量
Intel製モデルと、外観は全く同じ。
見た目は同じ、中身は別物。iPhone SE(第2世代)みたいですね。
|
MacBook Air(M1) |
MacBook Pro(M1) |
高さ |
0.41〜1.61cm |
1.56cm |
幅 |
30.41cm |
|
奥行き |
21.24cm |
|
重量 |
1.29kg |
1.4kg |
MacBook Proの方が重さが110g多くありますが、後述するように、その分バッテリー内蔵容量が多いためとみられます。
バッテリー
バッテリーに関しては、Intel製よりもはるかに向上しています。
|
MacBook Air(M1) |
MacBook Air(Intel) |
MacBook Pro(M1) |
MacBookPro(Intel) |
ワイヤレスインターネット |
最大15時間 |
最大11時間 |
最大17時間 |
最大10時間 |
Apple TVアプリムービー再生 |
最大18時間 |
最大12時間 |
最大20時間 |
最大10時間 |
価格
「MacBook Air(M1)」は115,280円( 税抜き104,800円)(256GB/8GB、7コア)から。
「MacBook Pro(M1)」は、148,280円(税抜き134,800円)(256GB/8GB、8コア)から。
iPhoneと価格が並んでしまいますね。
まとめ
「MacBook Air(M1)」と「MacBook Pro(M1)」基本的にどちらも性能面ではさほど変わりはないように思います。
どちらもIntel製よりバッテリーもかなり向上していますし、重さもさほど気にならない差かと思います。
選択のポイントで一番大きいのはファンの有る無しというところでしょうか。
自分の作業内容に応じて選ぶのが一番かと思われます。
また、初期はちょっと・・・と不安のある方は、少し時間をおいてみるのも有りですね。
あとは、登場してからのベンチマークの結果をみてみるなど・・・
「M1」がどれほどのものなのか、大変気になるところですね。
*ご注意ください 対象商品のご購入及行動を検討される際は、必ずご自身で今一度公式HP等をご確認の上ご判断くださいますようお願いいたします。実施いただいた結果について、本ブログでは一切の責任を負いませんのでご注意くださいますようお願い申し上げます。